どこに行くののジャケット写真

歌詞

低画質の人

読谷あかね

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繊細

閑談

虹彩

温容

炎天

向寒

逍遥

邂逅

朦朧朧朧

あんなにきれいな筈だったのに

表層上には砂塵が降って

0to1から二極に整頓

通り過ぎてった機微はフラット

名前のない濃淡も

時間に手を引かれて雑把になっていく

白とグレーのタイルの縁で

再会したいとまた瞬いた

近傍を集め重ね均して

輪郭線をなぞっては損ねて

ぐずぐずの眦から零れ出る

コンバートの先の先の情景

細胞単位に傾けようとも

畢竟空虚なマクロスコープ

透過したって濃化したって

等身大から遠のいてって

息つく間もない新陳代謝に

儘ならない大脳辺縁系

オートマチックに丸め込まれてく

もうこれ以上圧し縮めないで

いくら焦っても指の隙間から

溶け消えていくピクセルの分子

網膜に映る影はもう 殻殻

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手を伸ばすほど

曖昧になって荒んだ

陋巷 寄せては返す後悔

確かにそこにいた

包み込まれていた

誰が見ても分からない

低解像の微笑みに

掠れきった声帯

靄がかった精彩

子どもじみた心は

境界線の向こう側

千切れ雲みたいな

稲光みたいな

切り刻んだ狭間の

低解像の眼差しに

掬い出されていた

流れ着いた限界

残さず捕まえたいのに

速度が足りない

追想

縹渺

強情

酔生

  • 作詞

    読谷あかね

  • 作曲

    読谷あかね

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