Go Toのジャケット写真

Go To

TERUO GOTO & THE HARLEM ART ENSEMBLE

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トラックリスト

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人がジャズに惹かれる理由はさまざまだろうが、その自由さに異を唱える人は少ないだろう。それは演奏する側の自由さだけではなく、聴く側に激しく共鳴した時に至福の世界が現れる。その恍惚を求めて 演奏者は、才気走ったインプロビゼーションを追い、複雑なコード進行に凝り、予定調和を裏切るメロディを求める。

 後藤輝夫の初期のアルバムにも そのような雰囲気が見受けられるが、全般的に 演奏者の自己満足に陥らないようにとの自制がある。自分も音を楽しみながら、聴く側へも寄り添う彼の優しさを感じる。同時に寄り添い過ぎれば歌謡曲じゃないかという反骨心も垣間見える。

 この振幅、バランス感覚が心地良い。もっと評価されて然るべきだと思う。ふつうの社会生活を送った人間なら解ることだが、こういった間合いを取ることは、実はかなり疲れることだ。

 彼がネパールやアフリカでの演奏にのめり込んだのは、その反動だと考えるのは穿ち過ぎか。本人は純粋に音を楽しみたかっただけだと言うだろうが。

 個人的には、もう一度アフリカでの演奏をやって欲しい気がする。半世紀ほど前に、渡辺貞夫のパストラルを聴いたとき、筆者はアフリカのサバンナを吹き抜ける風の音を聞いた。後藤輝夫がどんな風景を見せてくれるのか、聴いてみたい。久保敬介(カナダ在住 音楽評論家)

沙汰苦奴卑架

Teruo Goto : Tenor Saxophone
The Harlem Art Ensemble
Bruno Carr : Drums
Jimmy Ponder : Guitar
Lonnie Smith : Organ
Harry Whitaker : Synthesizer

Produced By Teruo Nakamura
Recorded, Mixed and Mastered By Joe Berger
REcorded and Mixed at Active Studio and K. C. C. Studio NY
Assistant Producer : Tadashi Yasunaga
Assistant Engineers : Carl Farruggia and Jennifer Rizzo
Co-Produced By Harry Whitaker and Teruo Goto
Photo By Teruo Nakamura
Recorded May 17-20, 1992
Artist Management : Yoshikazu Motohashi(Measer and Sons)

Special Thanks to : Tayama Katsumi, Tetsuya Osaka, Nobuo Kanai, Marty Bracey, Wornell Jones, Tei Goto.