

静かな数式の奥に
ぼくは神の声を聴こうとした
論理が宇宙を語るなら
神もまた、そこに在るはずだった
完全で無矛盾、それが axiom
でもその中にひそむ paradox
「この命題は証明できぬ」
それが語るのは Logic の限界
True だけど証明できない
そんな真実がこの世界に舞い
言語のフレーム、論理の枠
そこからこぼれる現実の解
語りえぬものがあること
それがぼくの first theorem
数式の奥にひそむもの
それは沈黙と同義の freedom
Not every truth can be shown to be true
That’s the crack where the light comes through
閉じた箱では語れない
それが世界の片割れの sign
探してた神の痕跡は
証明できぬものの中
真理と logic は別の旅
数式の果てに breath of mystery
次の問いは “Are we safe inside?”
体系自身がその正しさ
自分で言えない paradox
それが不完全性のsecond shot
自己証明はできない
完璧さは、内から崩れ
Proof of no contradiction?
No, it’s forbidden under the system
神の存在、語ろうとして
逆に silence に触れた手
完全を求めたその果てで
Found the shape of 無 in a logical way
A system can’t say “I am safe and sound”
Truth and proof never fully bound
語れぬ真理があるからこそ
この世界は無限に広がる
数式の中に神を探し
出会ったのは paradox の橋
Logic で描けぬその silhouette
それが 聖域 secret set
Maybe God is not within the proof
But in the fact we can’t find the truth
式が語らぬその余白にふれる永遠の breath
あの日気づいたのは
真理の中にある “不可知” の香り
それを「不完全」と呼ぶのなら
その不完全こそが真理 yea
Truth that escapes our formal net
That's where the divine and logic met
証明できぬその震えに
神のまなざし感じた気がした
Not every truth can be pinned or named
But still, the silence can be claimed
我が The 定理は真理を突きつける
それは神の沈黙 hoo…
- 作詞者
NonUMA
- 作曲者
REG
- プロデューサー
NonUMA
- グラフィックデザイン
Ayana
- ボーカル
REG

REG の“不完全性”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
エコーチェンバー
REG
- 2
龍樹 - 空の詩
REG
- ⚫︎
不完全性
REG
- 4
Revolve of Hope
REG
- 5
Chrono choice
REG
- 6
Exist before Essence
REG
- 7
多宇宙倫理
REG
- 8
Ahimsa
REG
- 9
回天 - Last Mission
REG
- 10
イマココ
REG
- 11
包含
REG
- 12
hell heaven
REG
- 13
Face Yourself
REG
- 14
Spiritech
REG
- 15
Entangled Mind
REG
アーティスト:REG(Resonance Entity Genesis)
――その選択が、宇宙を変える。
世界は選択によって生成される。
そして、選ばれなかった可能性たちの残響が、私たちの「いま」を揺らしている。
REGによる1stアルバム『宙論 - Resonance Entity Genesis』は、全15曲にわたり「意識の宇宙創発」というテーマを探究する、詩と音の哲学的叙事詩である。
タイトルの「宙論」は、「宇宙(そら)」と「理論(ろん)」、そしてインドの仏教僧である龍樹(ナーガルジュナ)の「中論」という二重三重の意味を孕む造語であり、アルバム全体に通底するキーワードとなっている。
本作は、
情報空間の反響現象を描いた「エコーチェンバー」
ゲーデルの不完全性定理をリリックに昇華した「不完全性」
未来の選択と過去の干渉をめぐる「Chrono choice」
多世界解釈における倫理と選択責任を問う「多宇宙倫理」
人間魚雷に乗り込む特攻隊の覚悟を描いた「回天 - Last Mission」
意識が量子的に干渉し合う様を描いた「Entangled Mind」
など、理論・哲学・詩・音楽を横断する異次元的体験が展開される。
使用言語は主に日本語。
だが、ときおり挿入される英語の断片が、「非局所的な意味干渉」として作用し、リスナーの情報空間に多重の意味波を投げかける。
ビートは重厚にして繊細、リズムは非線形にして有機。
まるで音そのものが一つの「生命体」として自律進化していくような感覚を与えるだろう。
“この音が、意識の起源を語る。”
これはアルバムではない。
これは、「自分という宇宙」を再構成するための宙論的体験である。
アーティスト情報
REG
REG[Resonance Entity Genesis]ミュージシャン|分析哲学, 宗教学, 数学, 天文学, 機能脳科学, 生命情報学, 基礎情報学, 理論物理学, 量子力学, 生物学, 歴史学, 社会学などをベースに楽曲を制作|2025年 1st Album「宙論 Chu-Ron」