

そっちからぬっと出て
何にも云わずに
こっちへとやって来る
お前じゃないのか
あっちでは楽しかった
もう充分だろ
どっちでも行けばいいさ
止めたりはしない
そっちからそっと逃げ
夜陰に乗じて
こっちへときっと来る
俺でもそうする
あっちでは苦しかった
まだ不満なら
どっちでも行けばいいさ
哀しみはしない
そっちからもっと出せ
加減はするなよ
こっちへと這って来る
誰でも同じだ
あっちでは目を見張った
とっくに諦めた
どっちでも行けばいいさ
魚はもういない
- 作詞者
小野瀬雅生と須藤祐
- 作曲者
小野瀬雅生と須藤祐

小野瀬雅生と須藤祐 の“魚眼記”を
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- 1
猫町旅情
小野瀬雅生と須藤祐
- ⚫︎
魚眼記
小野瀬雅生と須藤祐
- 3
帰ってきた河童ちゃん
小野瀬雅生と須藤祐
- 4
ヒトガタ
小野瀬雅生と須藤祐
- 5
怪奇フキノトウ男
小野瀬雅生と須藤祐
- 6
サヨナラは云えなかった
小野瀬雅生と須藤祐
- 7
蒸発都市
小野瀬雅生と須藤祐
- 8
ヒトゴト
小野瀬雅生と須藤祐
- 9
鏡
小野瀬雅生と須藤祐
- 10
ヒトダマ
小野瀬雅生と須藤祐
- 11
とてもみじかいラブソング
小野瀬雅生と須藤祐
1. 猫町旅情
2. 魚眼記
3. 帰ってきた河童ちゃん
4. ヒトガタ
5. 怪奇フキノトウ男
6. サヨナラは云えなかった
7. 蒸発都市
8. ヒトゴト
9. 鏡
10. ヒトダマ
11. とてもみじかいラブソンク
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猫町旅情 発売によせて
急に思い立って小野瀬雅生と須藤祐名義での初めてのアルバム「猫町旅情」を作ってみることにしました。最初はワタシの弾き語りにちょっとだけ味付けをしてそれだけでいいやと考えていたのです。ですので曲が全部短いです。くだらないワンアイディアも曲にしてみました。そのワタシの弾き語りを素材にして、祐くんがテキパキと捌き、味付けし、他の具材もたっぷりと使って考えていたのよりも何倍も何十倍も豪華で手のかかった料理、楽曲群となりました。その模様は「世界の料理ショー」のグラハム・カーよろしく楽しさとウィットに満ち、「料理の鉄人」の時間内に仕上げると云う中で意外性と創意工夫の驚きやスリリングさを感じさせるものでした。ワタシは今回アコースティックギター(武蔵小山のハードオフで買った手頃なお値段のヤツ)と歌だけです。エレキは使いませんでした。そこが自分としては何か不思議な気持ちになるポイントです。後のアレンジは殆ど祐くんに任せてみました。ワタシの数倍マルチな祐くん、各曲の使用楽器の内容はまた後日詳しくお知らせ致します。
雑な猫のイラストも描かせて戴きました。これが自分しか判らないのですが「自分の絵だ」と断言出来る絵なのです。何を云っているか判らないと思いますがまあそれでいいです。
「猫町旅情」、楽しんで戴けましたら幸甚に存じます。
2019年6月 小野瀬雅生
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5/16にレコーディングをスタート、マスタリングまでわずか2週間。長かったような短かったような。過去に類を見ないハイペースでの制作。
全11曲歌モノ、のっさんはアコースティック・ギターと歌のみ、それ以外は全部自分、という変則スタイル。むしろ自分はギターを弾いていない…
どちらかというと、シンガーソングライターさんの歌とギターのバッキングにアレンジをして色付けをしていくような、そんな気持ちで挑んでみました。
なるべく生音で録りたいなーという思いもあり、いつもならシンセなどを使ってトラックを作ってしまうところ、色々楽器を引っ張り出して自ら録音してみたのですが。マンドリン、クラリネット、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、他パーカッション各種、、、楽しみながら録音してみました。久々にベースも弾いてみたり、なぜか鍋も叩いてみたり(笑)
時間があればドラムも叩いて録音してみたかったのですが、それはまた今後の課題に…
どこかに猫の声も入っているような…
耳を研ぎ澄まして聞いてみてください。
ちなみに、ジャケットの猫はのっさん手書きのイラスト。
二人とも、これからもどんどん新しい事にチャレンジしていけたらなと思っています。
2019年6月 須藤祐