Lyric

綴る言葉を　今日も探してる

水面の片隅に　映る影

微睡むように揺れる心が今

優しさに触れた日を辿ってる

遠く離した想い出は

まだ　今でも

幽かな記憶紡ぎ出しては　桜花のよう舞い散り

今でも　まってる

慥かに感じた鼓動の　温もりがまだ胸を

締め付ける　あなたに染められる

この寂しさが　消えてしまう前に

独り佇む　街は煌めく

私は陰りを　払えずに

焦枯れてゆく名無しの心はもう

物語の終末悟ってる

叶いはしない願いでも

まだ　それでも

密かな想い包み込んでは　蕾のまま咲かせず

今でも　まとってる

決して咲かせることのない　花を慈しむのは

終わりのない　虚無の中だけは

この厭おしさも　赦されるから

夢で優美に誘う姫は　草木だけを愛でてる

裏切りの　女神の様

幻想のあなたを穢す　私に粛清が舞い堕ちる

現実に　喚び戾す

幽かな記憶紡ぎ出しては　桜花のよう舞い散り

今でも　まってる

慥かに感じた鼓動の　温もりがまだ胸を

締め付ける　あなたの花が咲く

この淋しさが　枯れてしまう前に