Lyric

生まれた場所によく似ていた

僕の帰りを待ちわびていた

光で飽和する森の片隅

川の音もよく聞こえた

光る魚たちを追いかけたあの日の

無防備な空だった

さまよい続けた十数日の後

やっとたどり着いた場所

僕を待っていたのに

気づけなくてごめんね

そこら中に花をたたえ

仰向けに寝転んで

僕は同期していく

メモリを共有していく

深く混ざり合う

鳥たちの声が聞こえた

悲しがっているのがわかった

だめだよ

泣いてはいけないよ

やがてここにも冬が来て

君たちも南へゆくだろう

そうだよ

同じことなんだよ

土に頬よせ

心音を聞く

懐かしいドアを開ける

おかえりを言って！

僕を呼んでいたのに

気づけなくてごめんね

あの日の僕は知らず

守られていたこと

なのに馬鹿だったんだ

世界を知りたがった

それは大きすぎる罪だ

笑っておくれよ！

僕を待っていたのに

気づけなくてごめんね

気づけなくてごめんね

気づけなくてごめんね！

仰向けに寝転んで

僕は同期していく

メモリを共有していく