

シオ「もう限界…。頼むよジュウソウ…。ほんと、もう…我慢できない…」
ジュウソウ「ダメです。我慢してください」
シオ「どうにかなりそう…」
ジュウソウ「そうですか」
シオ「お願い…」
ジュウソウ「まだです」
シオ「もう無理!もう食べていい!?クエ鍋……」
ジュウソウ「あと2分11秒待ってください。クエの目玉が白くなり、上のネギがクタッとしてからです」
シオ「はふっはふっ、うっめ〜〜〜〜!!!」
ジュウソウ「あと1分32秒。……なぜ食べているのです?」
シオ「うま!うま! あ、いただきます言うの忘れた! いただきます! なんでクエってこんなに旨いんだ!?」
イオウ「うん、うまいね」
ジュウソウ「クエは、大変貴重な魚ですから。肉のようなしっかりとした身ですよね。肝や胃袋もありますから、残さず食べましょう。はい、3、2、1。食べごろです」
シオ「うっめ〜!!」
イオウ「ジュウソウ。ちょっとこっちきてくれる?」
ジュウソウ「なんですか?」
イオウ「いいから」
・・・・
シオ「は〜〜、1日観光、あ、『仕事』したあとのご飯は最高だな〜〜!」
イオウ「旨いけどさ。…夜は、一人で過ごすつもりだったんだけど? シオもジュウソウも、なんでいるわけ?」
シオ「ガーン。つめたいぃ…」
イオウ「ま、いいけど」
シオ「また意地悪なこと言っちゃってさぁ!」
ジュウソウ「そ〜〜〜ぉだよぉ〜〜〜!! イオウたま、みんなで一緒ってぇ、スペッシャルに楽しいねぇ〜〜」
シオ「えっ、ジュウソウいつお酒飲んだの?」
イオウ「あぁ。さっき、『酒を呑むのも仕事だから』って勧めてみたけど…はは。ほんとに呑んだんだ(笑)」
ジュウソウ「シオぴん♡」
シオ「うぉ」
ジュウソウ「イオウたま♡」
イオウ「げぇ」
ジュウソウ「今日の業務、楽しいねぇ、こういう仕事もあるなんて、おんせんしに生まれてハピハピだよぉ。湯を沸かし、YOUも沸かす。って!ダジャレかいな、ざっぱーん!はははは〜っ!」
シオ「ジュウソウって、なんでお酒呑むとこうなるんだ?」
イオウ「さあ?」
シオ「これ、朝起きた時、覚えてんのかな?」
イオウ「覚えてないでしょ。いつも起きたら忘れてるからね。そういえばこの前、酔っ払った勢いでリュウさんに、『その小指、食べていい?』って聞いてたな」
シオ「だっはっは。あったあった! 前は、サンの八重歯の写真と、鼻の穴の写真も撮ってなかった?」
イオウ「ああ、撮ってたわ」
シオ「だっはっはっは、鼻の穴って!! なんでそんなとこ撮るんだよ、あ〜おもしれ〜!」
イオウ「次の日ジュウソウが、その写真見て、『どうせシオがふざけて撮ったんでしょう』って言ってたわ」
シオ「だっはっは……って!? 濡れ衣!!」
イオウ「ま、ガンヨウは信じてたよ」
シオ「やめてよ!? ちゃんと言っといてくれた!?」
イオウ「え?」
シオ「え?じゃない! 言って!」
イオウ「はは」
シオ「ははじゃないっっ!」
ジュウソウ「ねえ。シオぴん、今日は、なにが楽しかったぁ〜!? ボクはねぇ〜、まず湯沸かしが最高だったでしょぉ? みんなさあ、一生懸命沸かしてえらいっ、ビッグラブ! 湯の神より生まれし我々、きちんと業務をはたしております敬礼! これで白浜の湯は保たれけり! 安泰安泰! しゅわっはっは」
シオ「……ま、オレはやっぱ市場だな〜、魚がブワ〜〜っって並んでて、自分で焼けるし最高だったな〜、三段壁も迫力あって、波がめちゃ近かった〜!!」
ジュウソウ「わかるっ! 落ちたら死ぬッて思ったけど、シオぴんとイオウたまを目に焼き付けながらなら良いッッ! あ、そぉだ。三段壁の”隠された船の逸話”は、リュウさんとラドンドンにも話そっと♡」
シオ「ラドンドン……てかてかてか、パンダいつ見れんの!? 明日!?」
イオウ「さあ? ジュウソウの”計画”にあるかな?」
シオ「明日行こう、ジュウソウ!!」
ジュウソウ「りょ♡ おけまる♡ 」
シオ「っしゃ!」
イオウ「ちょろすぎでしょ」
シオ「イオウも行くよね? パンダ」
イオウ「いや、俺は一人で」
ジュウソウ「イオウたま。パンはパンでも食べられないパンはな〜んだ」
イオウ「……え? パンダ?」
ジュウソウ「NO! じかだんぱん! おねがぁい、一緒に行こ? 寂しいこと言わないで?」
シオ「だっはっはっは。あ〜おもしれ〜」
イオウ「ま、ジュウソウはこのくらいのほうがいいね。いつもザパンでも口うるさいし」
ジュウソウ「じゃ、ここで一つ、ボクから発表があります」
シオ「えっ、なに!?」
ジュウソウ「どぅるるるるる、どぅん! 南紀白浜の好きなところ30個いいま〜す!」
イオウ「多くない?」
シオ「たしかに」
ジュウソウ「ゴホン。まず空港もあってアクセス良好なとこ、ずばりポイント高し。海と山が近いなんてオ・ト・ク。どこにいっても鼻をくすぐる、潮風と硫黄臭のマリアージュがビューティフォー。足湯もいっぱいで、冬でもポカ丸! あとボクサーの銅像、カッコE超えてカッコFッ! そのうえ、源泉温度が50~80度でけっこう高いのに加水せず源泉かけ流しに浸かれる湯船が多くて、オツなんですわGreat!!!」
イオウ「マニアックすぎでしょ。どこ見てんのそれ」
シオ「だっはははは! じゃ、オレも腹踊りしま〜〜す!!!」
イオウ「えっ」
シオ「あ、それ〜、南紀白浜きたならヨイヨイ、湯がざぱ〜ん、汚れもざぱ〜ん、オレたち生まれはユートピアザパ〜ン、ヨイヨイ」
ジュウソウ「うまいっ! ブラボーっ! 泣けてきた!! ラスベガスで湯沸かしショーやってッ!!!!」
シオ「がっはははは、ジュウソウ、呑もう!!」
ジュウソウ「お酒プリーズプリーズ!」
イオウ「さ。うるさくなってきたし、俺はそろそろ外の散歩でも行くわ」
ジュウソウ「ヤダッ、置いてかないで!」
イオウ「はぁ?」
ジュウソウ「ヤダヤダッ、その重めの前髪の中に入りたいっ!」
イオウ「ちょ…。もうシオ、どうにかしてくんない?」
シオ「おっけぇ…むにゃ…」
イオウ「え、寝てんの?」
シオ「お土産、ザパンのみんなに配ろうねぇ、むにゃ…」
イオウ「その”お土産”、枕にしてるけど大丈夫?」
ジュウソウ「アイラブ、ザパン! アイラブ、みんな! アイラブ! イオウ!!!」
イオウ「まじかよ?」
ジュウソウ「びっぐら〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぶッッッッ!!!!!!!」
- Lyricist
ONSENSHI
- Composer
ONSENSHI
- Producer
ONSENSHI
- Vocals
ONSENSHI

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Drama Track in Shirahama Onsen - Kue Nabe Hapi Hapi Night
ONSENSHI
泉質アイドルユニット「おんせんし」。 白浜温泉コラボ楽曲「パンダスティック・トラベラー」の舞台裏ドラマトラックをお届けします。 出演:シオ(CV:土田玲央)/イオウ(CV:今井文也)/ジュウソウ(CV:土屋神葉)
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ONSENSHI
HELLO, WE ARE ONSENSHI!
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