歌詞

サヨナラじゃなくて

ありがとうと手を振った

「生きることにおいて

別れは避けられないもの」と

君はいつもそう言って

僕をたしなめたけど

いざ"その時"が来てみると

言葉が出てこない

箱庭の中で

閉じこもっていた僕に

優しく微笑んで

広い世界に連れてくれた

君の不思議な力はもう

僕には見えないけど

何だかんだで君のことが好きで

楽しかったなぁ

サヨナラメディ

君に出会えて良かったな

サヨナラメディ

カメレオンみたいな

ありふれた言葉だ

君と駆け抜けてきた日々は

フラスコのようにキラキラで

どんな魔法でもね

やり直せないだろう

それを思い返しているとね

何故か涙が止まらなくて

どんな言葉で

伝えてみようかな

サヨナラメディ

時計台の上で

月のない夜に寄り添って

二人で見た星は

瞬いては消え去って

あの星があったことは

決して消えない事実だ

君との出会いもきっと

そんなものだと思う

サヨナラメディ

君が生まれてきて良かったな

サヨナラメディ

小説家みたいに

言葉は産み出せないな

凛と輝く君を僕は

いつも見上げていたばかりで

どうしても君をね

追い越せなかったなぁ

でもそれは君が凄いだけ

僕が平凡なだけだから

『僕は悪くないよね』

戯言のように言う

サヨナラメディ

お花畑みたい

世界がこんなに楽しいものと

教えてくれたのは

他でもない君だよ

メディ

誰のものでもない

君は君だけのもの

これから二人違う世界を

歩いていくことになるけど

「明日は何が起こるのかな」

楽しそうに君は笑うけど

オオウソツキだよね

涙がほら落ちた

そしていつか季節が巡り

君とまた会える日が来たら

どんな言葉で

迎えてくれるかな

そうだねメディ

"その時"が来るなら

サヨナラなんて

いらないよね