Lyric

繰り返すことも才能と呼ぶような時代だ

今日はまた雨だった

禁煙なら半年になる それでも曲は作る

僕は笑えなかった

薄く伸ばした僕の才能は

いつか千切れてしまう気がして

今日もきっと 明日もきっと その時じゃないけど

僕は大好きだった音楽と

いつの間に はぐれてしまったんだ

あぁ 素直になるには ちょっと遅かった

手に入れたものは少なくて

過ぎていく時間に気持ちばかり焦っていく

知らぬ間に伸びていた爪を切るような毎日のこと

僕はうまく言えなかった

これは喜怒哀楽の何だろう

どんな詞にすればいいんだろう

「僕はきっと 僕はきっと」 その先はないけど

いっそこんなことなら音楽と

出会わなければよかったなんて

あぁ 素直になるのが ずっと怖かった

春の音が止んで僕は目を瞑った

窓から吹く風に匂いなんてなかった

嘘をつくのはやめた 意味なんてなかった

薄く伸ばした僕の才能は

いつか千切れてしまう気がして

今日もきっと 明日もきっと その時じゃないけど

これは喜怒哀楽の何だろう

どんな気持ちでいればいいんだろう

僕はきっと 僕はきっと この先がないから

僕は大好きだった音楽の

背中ばかりを追いかけていた

あぁ 素直になるには もう大人になりすぎた