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本作は、日本の昔話「花咲かじいさん」を新解釈し、
その“美談の裏側”に埋められた真実を描く三部作の物語である。
物語は、かつて同じ女性を愛した三人――
策略によって勝者となった男、選ぶことで他者を壊してしまった女、
そして誠実であったがゆえに何も残せなかった男――
それぞれの視点から語られる。
ひとりは、自らを正義と信じ、嘘と支配で世界を書き換えた。
ひとりは、守られていると思い込み、選んだ結果の重さに後から気づく。
ひとりは、正しかったにもかかわらず、語られることなく歴史から消えた。
三人の感情が交差した果てに残るのは、
「花が咲いた」という美しい結末だけ。
だがその花は、誰の犠牲の上に咲いたのか――。
このアルバムは、
勝者が書いた物語の影に沈められた声を掘り起こし、
“正しさ”と“祝福”の正体を問い直す、反・童話的音楽作品である。