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歌詞

冗談ばかり

安倍拓真

予想通りの半端な嘘が

炙り出されてぎこちなく疼く

目隠ししたまま手足を揺らす

風来坊だねどこから来たの

空のポケットには空っぽの声が

踊り狂っている金切り色して

さすらう君はまだ千切れた雲の上

ふらりと当てもなく青空を破って

そっと舞い降りたね

君は明日なんか気にしちゃない

今の暮らしに馴れて

平らに見える凸凹道から

手探りの交差点に立って

竜巻呼ぶよ明日は知れない

さすらう君はふと僕の目の前で

ふらりと何気なくとんぼ返りして

ちょっとはにかんだね

束の間の合図は砂塵に紛れた

夜空はあんまりに不愛想過ぎて

飛ばした冗談は空っぽに砕けた

あいつはいつここを去ったのかな

足跡は既に夜風に消えた

見知らぬ乗客抱え走っていく

尖った光線が肌を掠める

さすらう君の手に見えた傷跡が

ぐさりと僕の胸に浸み込んできて

じっと屈みこんで

寒波の痛みでごまかしていた

さすらう君はまだ風来坊気取りで

何にも云わないで行方知れずでも

最後に残ったのは萎れた言葉だけ

泥水の中のように僕は二度寝して

方向感覚もすっかりよろけた

今肌を掠めたのは本当なのかい

二人で笑えればそれでよかった

二人で笑えればそれでよかった

きっと朝になれば

晴れた冗談が笑いかける

  • 作詞

    安倍拓真

  • 作曲

    安倍拓真

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