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歌詞

微熱の記憶

安倍拓真

街灯りはほら消えかかって

張り詰めた風の最中

電線が彩って

空を切り刻む

それでもう見切りをつけて旅に出る

忘れた微熱を求めてあなたは一人行くのね

その手がもっと真っ赤に光って

最後の仕掛けを知らないで暖かな寝床はなれて

病み上がりの身体連れて煙を吐き出し飛び出していった

星明かりはまだ頼りないね

研がれ過ぎた風は

隙を伺いながら

辺りを焼き焦がす

それでもまだあなたには欲しいものがある

忘れた微熱を求めてあなたは一人行くのね

その指がちょっと寂しげに震え

明日に向かう見切り発車に急かされるままに旅に出て

舞い上がる煤に塗れて闇夜の縁を切り裂いていく

忘れた微熱を捨てきれないあなたは一人行くのね

その爪は今では立派な武器で

最後の仕掛けが気になって暖かな寝床に潜り

重くなった頭は確かに場違いすぎたんだよ

  • 作詞

    安倍拓真

  • 作曲

    安倍拓真

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