

潮風かおる、ぶどう畑。海を見おろす小さなワイナリーに、
わたしは、はるばる、旅してきたのです。
彼の愛した、ぶどうしゅと、
彼が亡くなった海に会うために。
海からはピアニストだった彼の弾くメロディ、聴こえてる。
波が、一つひとつの音を洗い、磨くのです。
ピアノの音が光り、きらめく。
ぶどう畑も、海の風に乗ったピアノ、聴いていたよ。
ピアノがしみ込んだ波のリズムに、お酒もまた、
育てられてゆくのです。
ボトルの中は、ぶどうー色、まるで黄昏の海。
グラスに注いで、ピアノのかおり、楽しみます。
今はいない、あなたの腕に抱かれている。
今は海となった、あなたの音に揺られている。
さざめく星の下で。
美しく歌う海のそばで。
ピアノ、弾いている、あなた。
海となって、ワインとなって。
ピアノ、弾いている、あなた。
海となって、ワインとなって。
- 作詞者
すずめミュージック
- 作曲者
すずめミュージック
- プロデューサー
すずめミュージック
- ボーカル
すずめミュージック

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海となって、ワインとなって A面
すずめミュージック
- 2
海となって、ワインとなって B面
すずめミュージック
海を見下ろす、小さなワイナリー。
潮風に揺れるぶどう畑では、波の音とともに、一人のピアニストの記憶が静かに息づいています。
愛する人は、もうこの世界にはいない。
けれど、その人が奏でた旋律は海へと溶け、波に磨かれ、風に運ばれ、やがてぶどうを育み、一杯のワインとなって心へ帰ってきます。
グラスに映る夕暮れの海。
耳を澄ませば、どこからか聴こえてくる懐かしいピアノの音。
喪失を越えて、愛は自然の中に生き続ける――。
海と音楽、そしてワインが織りなす、静かで幻想的なバラードです。



