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本作は、引き算の美学を追求したミニマル・アコースティック・フォークです。極めて近距離でマイクを設置した(クローズ・マイキング)ギターの指弾きと、耳元で囁くようなヴォーカルのみで構成されており、弦を擦る指の音さえもが「生活の音楽」として響きます。
日曜日の朝、冷めていくお茶を眺めるような静謐な時間。世界が「足し算」を急ぐ中で、あえて荷物を玄関に置き、何もない空間(ブランク・スペース)を慈しむ。ドラムもベースも電子音も排除されたこの剥き出しの音像は、不完全ゆえの美しさと、孤独を温かく包み込むようなエモーショナルな脆弱性を湛えています。何も足さないことで、すべてが手に入る——そんな逆説的な安らぎを与える、究極のローファイ・アンセムです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。