TOWER OF GREEDのジャケット写真

歌詞

追想の花弁

∀LBA

乾いた空気は

戸の隙間から

肺の中へ潜り込む

漏れた吐息が

揺らす花びら

朽ちるべき日を待っている

寄り添って

咲いていた

淡い記憶に手を引かれ

呼び合って

確かめた

生きる強さに背を向けた

繰り返す闇の中

貴方だけ

確かで

紫に開くその花は

風に吹かれ

雨に打たれ

絶えず夢見た

まばゆく輝く空の下

愛に抱かれ

春を待って

眠る日を

訪れる結末を塗り替えて

叶わないのなら

枯れるのなら

誰のため生きられるのか

唇を噛んで

涙にくれ

幾度も夜に逃げ込んだ

ひび割れた唇は

歌うことすら忘れていくのに

鮮やかなその色は

憎らしいほどゆかしく

叶わないのなら

枯れるのなら

この手で終わりにしてしまえば

花びらに触れて

息を止めて

指を掛け

紫に開くその花は

風に吹かれ

雨に打たれ

絶えず祈った

儚く散らばる欠片が

愛に抱かれ

光の果てへ

帰るよう

繰り返す闇の中

貴方さえ

褪せてしまう

  • 作詞

    ZUI

  • 作曲

    ∀LBA

TOWER OF GREEDのジャケット写真

∀LBA の“追想の花弁”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

苦しみを抱えた人々の感情に共鳴する3ピースロックバンド∀LBAの1st full album。人間の様々な「欲」を描いた本作は、人々が吐き出しきれない、儚さ、悲しさ、憎しみ、怒りといった様々な感情を惜しみなく放出させる楽曲で構成されており、人間の心に映し出される「混沌の世界」を詰め込んだコンセプトアルバムとなっている。

アーティスト情報

"