息のジャケット写真

歌詞

吐息

fazeer era

指先でキスをした

あの日の横断歩道で

巡り会うことがあるなら

少しだけ永らえようか

なんて 悲しみはもう

とっくに何処にもなくて

廻り続ける日々の果てで

「願いごとはなんですか」

大人になったらもっと

豊かだと思っていたけど

今日だって夜は

なにも成さぬままに迎えたよ

世界が本当にこんなに等しく

どうでもよくなっていく夜には

ほんの微かな屑を望んでこの空に

今宵あの子の吐息はデルフィ

どこかで まだ少し 信じているんだ

秒針の音が心地よくて

待つとし聞かば なんて言われてみたい

嘘だったとしてもいいんだ

「僕のものだよ」

言葉にはなくても

そう それは台詞と同じ

仕草は語るから

変わらない日々を過ごしたって

目まぐるしく生きたって

同じように歳をとって

また交われるはずでしょ

神様 縋ってみたんだ 初めて

またどこかで巡り会えますように

どうして

「諦めがつかないままなの」

揺れたあの子の吐息はデルフィ

嘲笑っていても 嬉しかったんだ

どうも醜いけれど

選択肢が違ったから

既定路線で許されないなら

終の際だけでも愛してよ

指先でキスをした あの日の横断歩道で

嗚呼 嗚呼

神様 叶えてみせてよ

できるでしょ

またどこかで巡り会えるよね?

こんなんじゃ 諦めがつかないままだよ

今宵わたしの吐息はデルフィ

世界が本当にこんなに等しく

どうでもよくなっていく夜には

ほんの微かな屑を望んで

星空に浮かぶわたしの吐息はデルフィ

どこかで まだ少し 信じているんだ

秒針の音が心地よくなる

待つとし聞かば なんて言われてみたい

嘘だったとしてもいいんだ

夢にまでみた きみとわたしに

  • 作詞

    松本 梅花

  • 作曲

    松本 梅花

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  • 1

    ディスガスティングデイライト

    fazeer era

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    吐息

    fazeer era

2023年5月19日にデビューしたボーカルユニットfazeer eraの、『砦』『想』に続く3rd EP『息』。世間への冷ややかな眼差しと夜への依存心を吐露した「ディスガスティングデイライト」、叶うことも終わることもない恋慕の情を夜風に乗せるように綴った「吐息」、対照的な2つのロックサウンドを収録した。息が苦しくなるような2つの夜に寄り添う楽曲たちが、fazeer eraの新しい一面を垣間見せる。

アーティスト情報

  • fazeer era

    2023/5/19にTOKIO TOKYOにてワンマンライブを行いデビュー。 ソングライターの斜路と元地下アイドルのめい、中学からの同級生ふたりからなるボーカルユニット。楽曲はほとんどの作詞曲をメンバーが手がけ、その他運営もふたりで行う。 「きみと最後の砦で」をコンセプトに、メンバーの心のうちから溢れる感情の吐露を糸とし、fuzzy(fazzy)でsheerな時代を生きていくすべてのリスナーとの共鳴とつながりを目指す。 デビューEP『砦』に収録の『フレア』『re:move』では、メンバーのこれまでの歩みを振り返り、それぞれの絶望、そして再起への決意を表明。 2024/4、「歌と他ジャンルの融合へのチャレンジ」をテーマにproject WAVE を始動。第一弾 WAVE 1 ではタイポグラフィアートと歌詞のコラボレーション企画を実施。 2024/5/19にはDESEOminiにて1st Anniversary Live ひかりあつめ を開催。 新曲3曲(きらきら/きみとparade/fazeer)を含む計14曲を披露し、1st Album "reflection collections" CD版を発売。翌20日より、同アルバムをデジタルリリース。

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