

夏の青ささえ
すべて君になぞらえて歌った
小景の隅を辿っては
ひとり歩いた潮
雲描く風の運ぶ影
褪せて消えかけた手紙を見つめてひとり
麗かな「さよなら」を歌っていたいつか
廻りだした風に跨って
誰もいない青の果てへ
「さよなら」も聞こえないほどの速さで
覚束ない陽炎にあと少し
この夏に繋ぎ止めてくれと
朧げな声で今も祈ってたんだ
どこまでも淡い思い出は
褪せるほどにほどに苦しく
渇きで満たされた胸に
君の名前ひとつ
抱えて游ぐ夏の隙間
荒び出した風を背に受けて
誰もいない青の果てへ
「さよなら」も聞こえないほどの速さで
息絶えた陽炎にひとつ
この歌を捧げて
いつかまた逢おうと
崩れた青に遠く手を振ったんだ
- 作詞者
noale
- 作曲者
noale

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