残夏、片陰、走馬燈。のジャケット写真

歌詞

退廃 (feat. IA)

noale

麗かな夏の散り際に

君は立ってたんだ

校舎裏木犀の朱が

染みついたまま消えないんだ

乾いた風の匂いに

透過した僕の身体は

誰もいない場所だけを目指していた

夕の気配に揺蕩う

ひとひらの声はあまりに頼りなく

宙に浮かんで溶けていく

何もかも捨て去った果てで

風に吹かれていたんだ

夕立にひとり取り残され

諦めたあの夏の残滓だ

棚引いては掠れていく

色彩に遠く手を伸ばし

何もない自分をただ呪っていた

冷たく無機質なほどに

美しく夜へと向かう

波間は青い揺らぎを湛えている

  • 作詞

    noale

  • 作曲

    noale

残夏、片陰、走馬燈。のジャケット写真

noale の“退廃 (feat. IA)”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

"