残夏、片陰、走馬燈。のジャケット写真

歌詞

夕景 (feat. 結月ゆかり)

noale

夕暮れに染まる雲を追い

歩く街、誰の気配もない

俯いては独り溢れた

あの夏の君を思い出していた

斜陽を背に受け歩く夕に

長く伸びた影と

目を合わせた

長月も半ば

消える夏の気配だけ

やけに遠く感じて

街灯の朱

ひとつ差した

夜が僕を飲み込む前にと

焦るほどに

遠く霞む

そうか

僕はもう

君のいた彼岸によく似た

夕茜、社、鳥居の下

夏纏い夕景に染まる

その影が何故か酷く綺麗でいた

灯り出す街と蝉聲

今にも消える影に連れ去られたまま

終に独り

当ても無いままに惑い

さよならの匂いだけ

錆びた足で坂を登り

振り返れば山陰の向こう側

燃えて灰になる夏霞にさえ

君の影が見つからないまま

君のいた彼岸に映った

夕茜を今日も描いた

色褪せて燻んだ心像

面影だけがどうしても

思い出せないまま消え去った

どれだけ描いても埋まらないんだ

夏纏い夕景に染まる

君だけを今も僕は探している

  • 作詞

    noale

  • 作曲

    noale

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