残夏、片陰、走馬燈。のジャケット写真

歌詞

明月と遺書 (feat. 結月ゆかり)

noale

耳を刺す静寂の澱を

ただ深く延々とひとり歩いた

意味もないほどに美しく

目を奪う思い出のような情景に

澄み渡った夜明け前

かすかに雲を裂いた

光の静けさが身体を貫いたんだ

尽きた夢想も美学も感情さえも吹き飛ばすほどの衝動を

有明の空、ありったけの音を掻き鳴らす最終回の歌

遠霞、浅い霧、ランカンの赤が染め抜いた

汽水域の丘

透過して重なる憧憬に響く

鐘の音と心拍のままに

言葉を紡いだ

誰にも届かずとも

いつか僕が消えた日の朝日を想って

諦めも孤独も後悔さえも跡形もなく飛ばして

有明の海ありったけの声で叫んだ最前線の歌

散らばった夏の残骸を見つめたまま君を想っていた

間違いばかり、最果てに立ってやっとこの歌を歌えたんだ

あの夏もあなたの輪郭さえも消し飛ばすほどの情景で

「さよなら」を告げ朝焼けの空へ消え往く最終回の歌

  • 作詞

    noale

  • 作曲

    noale

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