宇宙旅行のジャケット写真

歌詞

around

田山ショーゴ

意識の根底に染められた色探すように

アンドロメダを描くように

線路の上を歩く

煙を宇宙に放ちながら汽車は近づく

ライトを僕に照らしながら迫ってく

こんな僕だけど

八月の海を

見たい気もしている

「幼年期の終わり

沈みゆく国

いつか観た舞台

赤色の手紙

あの人でさえ

忘れてしまう

宇宙の上飛び出せば

どうしようもないくらいに

こころねは燃え盛り

それで僕は独りきりさ」

心臓にあいた空洞を抑えて

こんな僕だけど

八月の海の

ぬくもりに

溶けこんで

みたい気もしている

  • 作詞者

    田山ショーゴ

  • 作曲者

    田山ショーゴ

  • ミキシングエンジニア

    横山令

  • マスタリングエンジニア

    横山令

  • ギター

    田山ショーゴ

  • ドラム

    ku-ten

  • ボーカル

    田山ショーゴ

宇宙旅行のジャケット写真

田山ショーゴ の“around”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

2002年生まれのシンガーソングライター、田山ショーゴが放つ、待望の1stアルバム『宇宙旅行』。

デビュー作ながらもコンセプトアルバムとしての完成度を誇る本作は、渋谷系、アンビエント、シューゲイザーといった多彩なジャンルを交錯させ、唯一無二のサウンドスケープを築き上げた「イマーシブポップ」の金字塔。
上京後の高揚感、孤独、葛藤、そして絶望――そのすべてを「宇宙旅行」という比喩の中に投影し、ドリーミーで親密なベッドルームミュージックとして昇華させた一枚。
2曲目の「逃避行に行きましょう」は、上京当初の高揚感をフリッパーズ・ギターへのオマージュに乗せて軽快に描き出し、旅の始まりを告げる。空の上に飛び立った宇宙船、その果てに観た世界とは。
高校卒業を機に上京した田山が、そのすべての時間を費やして完成させた本作は、セルフレコーディングや宅録を駆使し、ベッドルームという閉ざされた空間から見える「小宇宙」を鮮やかに描き出す。

アーティスト情報

"