レインズイントオキオのジャケット写真

歌詞

元中央線

篠山浩生

もうこの街も終わりと呟いた

全てをわかりきったような顔 口振りで

窓際に咲いた花 摘み取って

互いの胸ポケットに差し込んで気取った

ここじゃないとこならどこでもいい

少しでも休める場所を探して

西陽が射している方へ脚を進める

この手が君の手を確かめている

崩れ落ちて来そうな果てしなく続く高架を

見送りながら歩いている

ああ 行く当ても知らずに頷いた

互いの胸ポケットに差し込んだ花たちも

ここじゃないとこならどこでもいい

少しでも休める場所を探して

西陽が射している方へ脚を進める

この手が君の手を確かめている

崩れ落ちて来そうな果てしなく続く高架を

見送りながら歩いている僕らと

かつては中央線と呼ばれていた

オレンジの車体が光に曝される

  • 作詞者

    篠山浩生

  • 作曲者

    篠山浩生

  • レコーディングエンジニア

    篠山浩生

  • ミキシングエンジニア

    篠山浩生

  • マスタリングエンジニア

    篠山浩生

  • ギター

    篠山浩生

  • ボーカル

    篠山浩生

レインズイントオキオのジャケット写真

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東京が静かに終わったあと、それでも生き延びてしまった誰かたちの小さな邂逅を描いた、ポストアポカリプス弾き語り作品集。

・人影の消えた廃墟の街に響く二人の心臓の音
・傘の下で交差する記憶と亡霊
・崩れゆく高架と、かつての中央線
・偽物の春に滲む「本物」の温もり

本作では、4編の物語(=4曲)を通じて、世界の終わりに現れた愛の姿を描いています。
ノイズのように降り続ける雨の中で、それでも人が人を求めるということ。
失われたものを抱きしめるように、そっと語りかけるように歌われる4つの風景。

弾き語りという最小構成で最大限の情景を引き出した作品。

アーティスト情報

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