Lyric

空を裂くような翼の影

荒れた大地に足跡を刻む

風が囁く遠い昔の声

忘れられた地図が胸に燃える

乾いた雲を裂く叫び声

滅びの街が眠りを覚ます

果てなき旅路を拒む嵐も

ただの試練と笑い飛ばして

黒い羽根は自由のあかし

縛られぬ心に炎宿す

荒野を越えて、海を跨ぎ

まだ見ぬ世界をその目に刻む

夜が沈む孤高の闇の中

星の道しるべが進むべきを示す

遠ざかる希望、揺れる決意

それでも飛び続ける意味を問う

燃える森の中で立ち止まり

冷たい川の上で涙流す

けれど運命の声が耳を刺し

再び羽ばたく影が踊る

黒い羽根は真実の刃

裂けた夢の欠片を拾い集め

風を切り裂き、雷を纏い

孤独の王として空を翔ける

誰も知らない空の果てで

誰かが待っている気がしている

翼を広げ、迷いを捨て

新たな地平へ影を刻む

黒い羽根は終わらぬ誓い

過去も未来も共に背負い飛ぶ

荒々しい風、燃える空の下