Lyric

思考回路が壊れそうだ

爪を齧る 灰色が蝕む

霧のかかったこの視野から

縋りついた七色の日常

心にもない言葉から

未来を描いた

途切れたこの時に身を任せても

憂いが離れない無色の殻

優しいあの色はどこかにあるの

教えてここから逃げるための絵筆

透明な絵の具を混ぜて

満たされない街並みを潰した

新しい思いを塗ったら

あなたに似た形になった

まだ見ぬ秘色色（ひそくいろ） この空の果て

あなたに会えるかな 二人きりで

灰色のこの部屋はとても寒いよ

だからお願いここから私を連れ出して

途切れたこの時は碧く佇み

色のない街角にただ寄り添う

眠れないこの夜が私の罰だから

夢の中だけは優しくして欲しいと

この胸が あなたを呼んだ

暗闇駆け抜けて抱きつきたい

灰色のこの部屋に 彩りの影

鮮やかな世界で あなたにまた会いたい