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過剰に整形された現代ポップスの無菌室的なスタジオ加工や人工的な完璧さを徹底的に焼き尽くした本作は、1994年の正統派シューゲイザー精神と重厚な真空管サチュレーションが融合した、生々しく親密な電脳轟音シネマティック・ポップです。イントロの最初の数秒で、耳に残る不条理なパターン・インタラプトの極小アンビエントシンセから、リヴァース・リヴァーブを伴ったファズギターの爆発的な雪崩が同時に急襲。聴き手を一瞬にして密室へと監禁します。過度な音圧競争に頼らず、トレモロアームによる幻惑的なピッチベンド、空間に多層化された儚い天使のウィスパー、そして重厚なピンクノイズの壁だけで胸を締め付けるダイナミズムを構築。特筆すべきはサビの最高潮で発動する「リズムの欺瞞」です。男女の囁き声がユニゾンで融解し時間軸を歪曲。心地よい時間錯覚を植え付け、最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。