Lyric

また何も言えぬまま

夜が明けてしまった

流された雨雲が

陽の芽を摘んでいった

意味なんてわからずに

流す涙もあった

冷えた目が震えてる

まだ想いが残っていた

やり切れぬ思いなら

数え切れはしないや

振りかざすこともなく

解く拳もあった

街中が灰纏う

まるで終わりのような

深呼吸繰り返し

また想いを紡いだんだ

台風が過ぎ去ってく前に

また会おうよ

台風が過ぎ去ってく前に

また会おうよ

また会おうか

優しさが

空っぽの

ポケットから

こぼれ落ちた

気づいていれば

なんてもう遅いよな

風が凪ぐ

ここが台風の目の中さ

台風が過ぎ去ってく前に

また会えるよ

台風が過ぎ去ってく前に

また会えるよ

また会おうよ

渦巻く風融けるように

雨降り地固まるように

風前灯火は掠れ

雷鳴が峠を越えた

思い出は残りますように

またどこかで会えるように

また何も言えぬまま

夕が暮れてしまった

泳いでく白雲が

宵の口を開いた

意味なんてわからずに

笑い合えたこともあったよな

深呼吸繰り返し

また想いを紡いだんだ