歌詞

欠けた昼間の月をただ眺めている

あくび、頬がゆるむ

言えないまま肺に閉じ込めた

あの二文字が

熱を帯びる

行動と想いの不一致

この世の中、そんなことばっか

どうやって確かめればいい？

あなたを教えてよ！

同じじゃない不安すらも

心地いい日差しが溶かしてゆく

お気に入りのラブソング歌いながら

身支度しよう

耳の奥、残った君の声は

月明かりを泳ぐ花びらみたい

指に触れない午後の微睡み

抱きしめて

どうか私と同じ想いでいて

焦る靴音

今日も赤い電車と同時、3番線

狭い車内読み始めた小説の

ページ越しに君と目が合うけど

開いたまま放置のリュック

崩れた前髪整えて

運命が動き出す予感

ドアが閉まるアナウンスとともに

私をさらうのは

目の前の文字もかすむほど

いたずらで急な出会い

目を逸らしてしまうけれど

高鳴る、私の恋心は

風が縫う晴れ空に浮かぶみたい

走り出したこの恋は

慣性も無視して

今から君へと加速する。

くだり坂の恋は加速度を増してゆく

始まりは今日、私が変わるのは

目が痒い季節の終わりのよう

閉じ込めたまま2文字、贈るための

身支度しよう

春に舞え、私の恋心よ

月明かりも花も風も晴れも

全部乗せたこの恋は

慣性も無視して

今から君へと加速する