歌詞

静かな都　揺れる灯

終わりの気配　風が知る

金と権威　すれ違い

歴史は今　ドアを閉じる

京の空に　ひび割れた秩序

将軍の名が　重さを失う日

足利の名　最後の義昭

守られたはずの　御所は遠く

奉じられた剣　信長の力

権威と軍事　表と裏

「共に行く」その約束は

いつしか火種に変わった

将軍の座　取り戻すため

密かに結ぶ　反信長の輪

二条城　追い詰められ

歴史は冷たく　背を向けた

幕が落ちる　その時に

京都を去る　最後の将軍

No return

時代は次へ　動き出す

終わり告げる　この夜に

足利の灯　消えてく

The end

新しい夜　始まる

将軍が去り　都黙る

長い時代が　息止まる

No return

歴史は前へ　流れる

名を失い　座も消えて

足利の夢　閉じてく

New dawn

夜明けはもう　ここにある

二百年超　続いた政権

尊氏からの　長い系譜

「京に将軍」それが意味

失った瞬間　崩れた仕組み

名目だけの　将軍の名

毛利を頼り　流れる影

号令はもう　届かない

天下は力で　測られる時代

戦国の牙　むき出しになり

誰もが主役を　狙い合う

権威の時代に　別れを告げ

実力の世が　前に出る

幕が落ちる　その時に

京都を去る　最後の将軍

No return

時代は次へ　動き出す

終わり告げる　この夜に

足利の灯　消えてく

The end

新しい夜　始まる

都は静かに　朝を迎え

時代は名を変えて　進む

滅びはいつも　始まりの合図

歴史は今日も　ビートを刻む