

名前も知らない君へ
あの夜のことを
まだ覚えている
終電ひとつ前のホーム
冷たいベンチに座ってた
誰にも会いたくないくせに
ひとりになるのも怖かった
通知の消えた青い画面
何度も伏せては見つめて
今日を終わらせる方法も
分からないまま俯いてた
隣に誰かが座った
言葉はひとつもなかった
電車が来て
立ち上がったあと
小さな紙だけ
残っていた
名前も知らない君に
救われた夜がある
たった一行の言葉なのに
世界が少し動き出した
「明日は 今日とは違う日」
その文字を握りしめて
もう少しだけ生きてみようと
初めて思えたんだ
Ah
You never knew my name
Ah
But your words remained
Ah
Reaching You Out
何年か経った帰り道
同じホームを歩いてた
昔の私みたいな顔で
ベンチに座る人がいた
声をかける勇気もなくて
少し迷って立ち止まり
ポケットの中の白い紙に
あの日の言葉を書いていた
誰かにもらった優しさは
そこで終わりじゃないんだね
知らない場所へ
知らない人へ
静かに渡って
いくんだね
名前も知らない君に
救われた夜がある
君がくれたその光を
今度は私が渡したい
「明日は 今日とは違う日」
小さな文字のその先で
誰かが少し顔を上げるなら
それだけでいいんだ
あの日
知らない君が
くれた言葉を
今度は私が
誰かへ
届けるよ
名前も知らない君に
救われた夜がある
たった一人の優しさが
こんなに遠く届いている
「明日は 今日とは違う日」
あの日の言葉を抱きしめて
今度は私が誰かの夜へ
小さな灯りを置いていく
名前も知らない君へ
ありがとうを言えなくても
君がくれたその一行は
今も誰かへ続いてる
Oh
Pass it on
Oh
One small light
Oh
Reaching You Out
知らない誰かへ
また届くように
明日は
今日とは違う日
だから
もう少しだけ
ここにいて
朝を待とう
名前も知らない君へ
ありがとう
- 作詞者
RYO
- 作曲者
RYO
- プロデューサー
RYO
- プログラミング
RYO

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名前も知らない君に、救われた夜
RYO
終電ひとつ前の静かなホームで、名前も知らない誰かが残してくれた、たった一行の言葉。
「明日は 今日とは違う日」。
誰にも会いたくないのに、ひとりでいることも怖かった夜。その小さな優しさに救われた主人公は、何年後か、同じ場所で今度は自分が誰かへ言葉を手渡そうとする。
駅の残響、Rhodes、繊細なギター、そして静寂から広がるRYOの五人のハーモニーが、見知らぬ人から人へと受け継がれる“救いの連鎖”を描く。
届かなかった「ありがとう」が、今日も誰かの夜をそっと照らしている。
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