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歌詞

depth rejection

NOBU-TA

真夜中の天井は 世界で一番重い蓋だ

処方された希望を 水で流し込んでも

胃袋の底で ただの石ころに変わるだけ

瞼を閉じれば 極彩色のノイズが走る

数値を並べた紙切れで 「正常」だと断言するドクター

あんたに見えているか この回路が焼き切れる寸前の火花が

助けてくれなんて言葉 喉元で腐って消えた

ここは酸素のない水槽 アップアップで藻掻いてる

穏やかだったあの日々は 前世の記憶みたいだ

誰かの笑い声が 耳元でサイレンに変わる

愛想笑いの仮面が 音を立ててヒビ割れていく

止まらない 止められない

深い眠りの底へ 私を沈めてくれ

どれだけ願っても 水面に弾き返される

優しさも温もりも 摩耗して牙になる

私が私を食い破り 怪物が産声を上げる

「眠れない」 たったそれだけで 世界は地獄に変わるんだ

朝の光が暴力のように 網膜を焼き尽くす

「顔色が悪いね」と 君が差し出したコーヒー

その気遣いさえ疎ましくて 叩き落としたくなる衝動

震える手を隠して 舌打ちを飲み込んだ

感情のブレーキが 錆びついて動かない

些細なミスひとつで 殺意のような怒りが湧く

ごめんね、傷つけたくないのに 言葉はナイフになって

一番大切な君の 心を切り刻んでいく

深い眠りの底は 選ばれた者だけの楽園

薬も神も時間さえ 私を見放したのか

悲しみなのか怒りなのか 区別もつかない涙が出る

壊れていく 何もかもが 指の隙間から零れ落ちて

愛し方さえ忘れて ただの獣に成り下がる

意識だけが冴え渡り 身体は鉛のように

生と死の狭間で 宙吊りにされたまま

ねえ、教えてくれ 私はまだ人間か?

それとも 睡眠不足が作り出した バグの塊か?

誰かこのシステムを 今すぐ強制終了してくれ

色が失せた世界で 完全に狂ってしまう前に

届かない 戻れない 安らぎは遠い幻

覚醒したまま見る悪夢 終わりなどどこにもない

朝日が また私を責める

救いなんて 最初からなかったんだ

……あぁ、目が冴えていく

  • 作詞者

    NOBU-TA

  • 作曲者

    NOBU-TA

  • ミキシングエンジニア

    SUNO AI

  • ボーカル

    SUNO AI

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