削心のジャケット写真

歌詞

もういい

Cadena†

街が眠るたび

輪郭を失う部屋

積み上げた昨日が

静かに軋んでいる

忘れるために閉じた

アルバムの隙間から

色褪せた指紋だけ

まだこちらを見ていた

消したはずだった

名前も

温度も

約束も

なのに

もういい

まだ

もういい

まだ

閉じた瞼の裏側で

誰かが息をしている

もういい

まだ

夜だけが繰り返す

帰る場所のない影が

足元に絡みつく

優しさだったものほど

綺麗に腐っていく

時計の針だけが

正常な顔をして

壊れた景色の中を

平然と進んでいく

嫌いになれたら

こんな夜は

終われたのかな

もういい

まだ

もういい

まだ

失くしたはずの記憶が

胸の奥で脈を打つ

もういい

まだ

夜だけが繰り返す

月が隠れた

その瞬間だけ

世界から

許された気がした

だけど

朝は来る

また来る

何も変わらず

もういい

まだ

もういい

まだ

あなたか私かわからない

残響だけが残ってる

もういい

まだ

もういい

まだ

欠けたままの心ごと

連れ去って

もういい

まだ

  • 作詞者

    Cadena†

  • 作曲者

    Cadena†

  • 共同プロデューサー

    Cadena†

  • マスタリングエンジニア

    Cadena†

  • その他の楽器

    Cadena†

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【削心】

Cadena† 3rd EP

壊れたのではない。
少しずつ、削られていった。

群衆の中で孤立し、
偽りの景色に飲み込まれ、
やがて感情の輪郭すら失っていく。

「ヒビ」から始まり、
「透明群衆」「偽景ジオラマ」を経て、
「削心」「妄執リフレイン」へと沈み込む物語。

誰かを憎んだわけでも、
世界を拒絶したわけでもない。

ただ静かに、
心だけが削られていった。

Cadena† 第二章 3rd EP
『削心』

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