

夜の隅で ほどけた声を
拾い集めて 飲み込んだ
うまく朝に なれないままで
瞼の裏が まだ赤い
カーテン越しの 街の灯りは
やさしいふりで 遠ざかる
寂しいなんて 言えないくせに
静けさばかり 飼いならす
君を想えば 濃くなるものが
胸のあたりで 揺れていた
空のグラスの 底みたいな
残り香だけが 綺麗だった
眠れないまま 溶けていく
ぬるい気配に 沈みながら
消えてほしいのに 消えないものを
名前もつけずに 抱いている
ぬるい記憶に 指を浸して
確かめるたび 冷えていく
誰のものでも ない横顔が
こんなに胸に 居座るんだ
音のない部屋 呼吸のあいだ
言葉にならない 影が増える
会いたいじゃなく 戻れないこと
知ってる夜ほど 美しい
君の気配で できたみたいに
この部屋だけが やわらかい
窓に映った 知らない顔が
少し笑って 滲んでいた
忘れたふりだけ うまくなって
心はどこか 置き去りで
朝に紛れる その寸前に
また思い出して しまうだけ
もしも明日が 白すぎるなら
またこの闇に 混ぜてくれ
君を失くした そのあとさえも
綺麗に見えた 僕がいる
触れれば壊れる ガラスみたいな
ぬくい痛みを 飲み込んだ
息をするたび 満ちていくもの
たしかにここに 残ってる
君がいないなら いないままで
夜だけちゃんと ほどけてく
言えないままの 愛しさだけが
静かに部屋を 満たしてる
- Lyricist
naiyo
- Composer
naiyo
- Producer
naiyo
- Vocals
naiyo

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