Lyric

力を抜いて帰る太陽は

僕らを急かしているみたいだ

2人で駆ける未知の場所に向かって

増していく力み　いつもより

人の流れに逆らって始まるさ

伝えたい覚悟を整えているのに

目まぐるしく日に足す空で

その1日だけは遅くていい

瞳の奥の彼方で

薄まるならば

幻へと移りゆく前に

理由は単純にしかならないから

色んな言葉を書きなぐった

世間やお互いのことで滲ませて

会話の全てになるように

「愛している」　走る言葉は

恥じらいに止められた

「バイバイ」が最後ならば

考えてしまうけれど

笑っている　急停止した

言葉が動き出すには

あまりに強い

心の打たれ具合

唇を隠してしまった　気づかずに

隣に座られた緊迫感に充実して

明瞭となる

あなたの真横の輪郭が

アクセルに出されたスピードで

ビルの作る夜景が

横にぼやけて

反比例して　綺麗に見せた

惜しまれる　夜の歩道　僕だけで

だからそばで話し続けたい

瞳の奥の彼方で

薄まるならば

言葉が今　動き出すまで

(エンディング)