「スカスカな僕が大嫌いだ」
そうやって前を蔑んだ
伸びた前髪も切らないまま
音楽で埋めつくした
「無色な僕が大嫌いだ」
そうやって耳元を塞いだ
透明なまんまの旋律は
どこか寂しげだった
複雑に絡んだ波形に
飛行機が直線を引いた
逃げていたはずの静寂が
少しだけ煌めいた気がした
青に染まった晴天が
輝きを増した快晴が
僕の事を手招きするように
目の前で舞っている
忘れかけていた不完全を
包み込むような世界だ
夏凪の空の行方に
描いた感情を重ねて
「現実はいつもこんなもんか」
そうやって眺めたコンクリート
冷たい表情でそっぽ向いた
結局は独りなんだ
ふと流れたプレイリストの
何気ない在り来りな文章に
僕のことを認めて欲しかった
それだけなんだ
本当は気付いていたはずなんだ
あの空の仰ぎ方を
青に染まった晴天が
青に染まった晴天が
輝きを増した快晴が
僕の事を手招きするように
目の前で舞っている
忘れかけていた不完全を
包み込むような世界だ
夏凪の空の行方に
描いた感情を重ねて
- 作詞
雨良
- 作曲
雨良
雨良 の“夏凪オーソライズ (feat. 初音ミク)”を
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