歌詞

手の甲入れ思考巡らせ

途方に暮れるだけの毎日

余計な事だけ埋め尽くす

傷つけ合うだけの二人じゃ

白濁した窓の外景色は

五感を容易に奪い去り

長針が動き出した

気概だけ高め座り込み

理屈混じり君が囁く

そっと胸に閉まった記憶は

どうやら削除された様だ

机に転がるペン握り締め

最後の1ページ開くよ

長針は動いたまま

ねぇ、そっと触れてた

冷えきった輪っか濡れた頬に添えて

いつか居なくなって仕舞うでしょ？

我慢は慣れてる方だから

其の時まで待ってるね

あと少し。

ねぇ、濁ってしまう前に

二人寝言を唱える今日も

一人寝顔に出逢える今日も

もっとそばにいて欲しいけど

もう言えないからさ

さよならも次の約束も

形だけを取り繕った

新しい服も似合うのか

分からないまま仕舞い込んだ

息が詰まるほどの強風と

改札の外鐘が鳴った

短針は明日に向かう

もう少し。

ねぇ、濁ってしまう前に

二人繋ぎ合う手の弱さを

一人感じなくなる強さを

もっと意味に気付いて欲しいでも

言えないからさ

そっと戸を閉めて携帯の灯りを頼る

アラームをかけるには

まだ早い部屋の中

窓のすぐ側でさよならの音が響いた

罪と虹の間

あと少し。

ねぇ、濁ってしまう前に

二人寝言を唱える今日も

一人寝顔に出逢える今日も

もっとそばに居て欲しいなんて

もう言わないからさ

うごいて。

ねぇ、濁ってしまう前に

二人帰り歩いた昨日を

一人枕を濡らす今日を

もっと伝える事が出来たのかな

ごめんねありがとうね