

あの夏の午後 風が笑って
揺れる髪に 陽射しが踊る
何気ない仕草 胸を刺して
時が止まる音 聴こえた気がした
手を伸ばせば 届きそうで
君はいつも 少し先を歩く
向日葵の影を追って
君の背中を見つめてた
眩しすぎるその笑顔に
言葉が風に消えていった
あの夏の夢のように
心が焦がれてゆく
君の声が
まだ胸に咲いてる
夕立のあとの 濡れた道
二人の影が 重なっていた
何も言わずに 笑い合えば
世界が少し 優しく見えた
季節は巡り 君のいない街
それでも光を 探している
向日葵の影を追って
あの日の空を探してる
君が残したその笑顔が
今も胸を照らしてる
どんなに遠く離れても
心は夏のまま
陽炎の中
君を探してる
止まった時間の砂を
指でなぞるように
思い出が 熱を持って
溶け出してく
向日葵の影を追って
願いを風に託して
二人で見上げた青空が
今も胸に焼きついてる
向日葵の影を追って
未来へ続く光の中
涙も笑顔も 抱きしめて
君にもう一度 会えるまで
太陽のように 強く咲くよ
向日葵の影を追って
君のぬくもりを 抱きしめたまま
歩き出す夏の空へ――
- 作詞者
アクルナ
- 作曲者
アクルナ
- プロデューサー
アクルナ
- ボーカル
アクルナ

アクルナ の“向日葵の影を追って”を
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- 1
雪の白さに負けてしまった最後の強がり
アクルナ
- 2
時よ、止まれ
アクルナ
- 3
夜空に散った願い
アクルナ
- 4
幻じゃない恋
アクルナ
- 5
夕焼けトンネル
アクルナ
- ⚫︎
向日葵の影を追って
アクルナ
- 7
かげろうの街角
アクルナ
- 8
夜風の幸せな思い出
アクルナ
- 9
光の時計と永遠のキス
アクルナ
- 10
ひとりじゃないと気づいた日
アクルナ
- 11
青空に響く誓い
アクルナ
- 12
雨と太陽
アクルナ
- 13
冷たい雨が頬を濡らして
アクルナ
- 14
音楽と恋
アクルナ
- 15
月と恋
アクルナ
改札の向こうに笑顔だけを残し、人は去っていく。
言えなかった言葉、守るために身につけた強がり、
そして失ってから気づく本当の優しさ。
一曲目に収録されたこの楽曲は、
「大丈夫」という嘘を抱えながら、
壊れないふりを続けてきた心の冬を描いた物語です。
雪の白さに隠してきた弱さが、
やがて静かに溶けていく瞬間までを、
切なさと静けさの交差点で描き出します。
このアルバムは、
強さだと思っていたものが、
実は誰かを遠ざけていたと気づくまでの記憶、
そして「もう隠さない」と決めた瞬間から
再び前へ進み始める心の軌跡を収めた作品です。
聴くたびに、
あなた自身の中にある
“言えなかった言葉”が重なっていく――
そんな静かなラブストーリーを詰め込んだ一枚です。



