街灯がななつに信号がひとつ
永遠に繰り返すバイパスの舗道を
どこかしらへと向かう
楽しみはこれだけだとでも言いたげに
タバコを取り出し咥えた顔がもう
旨そうに緩んでる
あの娘が愛してくれてた頃は
こんないびつな見てくれじゃなかったろう
針金みたいな影を引きずって
不機嫌そうに怯えているだけの
優しくされないと優しくできない
いいじゃないか野良犬みたいで
闇夜に隠れて今日も歩く
輝く星のありやなしやと
虚ろに首を振りながら
憎らしい奴ら 苦い記憶
とうに終わったことを飴玉がわりに
来る日も転がしながら
赤いか青いかわからないような
灯りに群がり夢中で酔う
正体を失くす程に
あの娘が微笑んでくれてた頃は
こんな惨めな石くれじゃなかったろう
誰彼なく羨ましそうに睨みつけて
寝ても覚めてもやさぐれてばかりの
傷つきやすいからすぐに牙をむく
いいじゃないか野良犬みたいで
朝が来るまで眠れず歩く
どこかに辿り着こうが着かまいが
蒸し暑く暗く寒いこの道を
- 作詞
渡部智塁
- 作曲
渡部智塁
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no_rain_u
渡部智塁
アーティスト情報
渡部智塁
マイペースに自作曲をアップしてます!
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