歌詞

あの日から僕は立ち止まったままで

後悔は未だに許されずいるよ

それは忘れる事で許されるのか

手を振った瞬間全てが壊れた気がした

いつも残るのは痺れと微熱だけ

揺らぐ視界に少し涼しさを覚えていた

変わらない毎日に涙を零しながら

もう居ない君を無意識に待っていた

笑ったフリをしてた君のその仕草も

幼い記憶も青白に消えて

朝凪が止めた時の中、君と繋いでいた手は

枯れていった花を数えている

残された月が過ぎた日々を、君を

愛しくさせる

日々薄れる記憶はまだ夢に浮かんでいる

無情でもそれでも思考は追い続けて

引き剥がされた断片がここに残ったまま

堕ちてゆく意識の中、静かに見つめていた

そして想う気持ちが未だ自分を傷つける

どんなに泣いたってずっと揺らぐ事はなかった

この期待はまたすぐに僕を突き放すだろう

そこに残った悲しみが美しくても

朝凪が時を止めたまま

痛みすら伴わずに忘れてゆく僕達

僕が君の痛みになれたなら

何かが変わっていただろうか

過去に思い出を埋葬しては

悲しみにだけ生きた心地を感じていた

空っぽの水槽

白色の花束

無機質な街灯

見失った静脈

安価な猛毒

左目の残像

濃く滲んだ血

君が見た夢

変われない僕

無力な僕には

君がもう君じゃない様に見えていた

絵画に写る雨空も

二人が灯した蝋燭の火も、その面影も

もう過去に埋もれて無くなりそうだった

もう僕はどこにも戻れない

君の残像がいつまでも消えないよ

何度後悔してもまたここに辿り着くなら

僕は

僕は

君の隣で永遠に眠り続けたい

願いは虚しくても、届かなくても