Artum Front Cover

Lyric

Artum

Kine Lune

昨日も、今日も、視界を塞ぐのはエンドレスのモノクローム(雨)

いつまでも、いつまでも、この街の涙はやみそうにない

吹き荒れる夜風が あの眩しかった夏の残り香(記憶)を強制終了(デリート)するように

枯れ果てた木の葉を 無情にストリートへと舞い散らせていく

急激な肌寒さにどれだけ両腕を震わせてみても 私を抱きしめてくれる体温(ひと)はもういない

明日もまた雨が降るのかしら 頭上には鉛のような重たいスクリーン(空)

「人恋しい」とどれだけ胸の奥で願ってみても

ただ、一人きりで眠る冷たい夜が 幾千回も繰り返されるだけ

私の時間は、あのひまわりが枯れた日から 止まったままなのに

夢の調べを再現(サンプリング)するように 優しく鳴き歌う虫の声

窓の外では銀色のススキが 誰かを呼ぶみたいに寂しく揺らめいている

世界はこんなに完璧な秋のフォーマットをなぞっているのに

私の胸の奥に深く刻まれた傷跡だけが 今も生々しい熱を帯びたまま

時が経てばすべて色あせて 痛覚すら消えてしまえば楽だったのにね

哀しい雨、辛い雨が 私の輪郭をゆっくりと溶かしていく

どんなに綺麗に街が秋模様に変わったって この心まで塗り替えられるはずもない

あなたの残響を抱きしめたまま 私は今日も

やまないノイズ(雨音)のなかに 引き籠もっているの

秋の虫の音が 静かに夜の深淵を鳴らし

ススキの影が ワンルームの壁で寂しく踊る

時の流れという冷酷な正論に

私の心は まだ白旗を揚げられずにいる

昨日も雨、今日も雨、明日もきっとやまない雨

世界が変わっても、季節が巡っても、私の愛は変わるはずもないよ

色あせることを拒絶した この痛愛しい傷跡(おもいで)こそが

あなたがここにいたという 唯一の証明だから

私は冷たい秋の雨に打たれながら どこまでも深く、あなたに溺れていくの

  • Lyricist

    Kine Lune

  • Composer

    Kine Lune

  • Producer

    Kine Lune

  • Vocals

    Kine Lune

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    I want to be the wind that blows for you.

    Kine Lune

  • 8

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