Bring Order Out Of Chaosのジャケット写真

Bring Order Out Of Chaos

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開発したシンセサイザーシステムは、フィルタの遮断周波数、中心周波数、感度、位相及び、ウィーンブリッジ発振器の周波数などをUSB接続デバイスで制御できます。フィルタは手動操作も可能です。universal serial bus (USB) 接続デバイスは、コンピュータとUSBインターフェースで接続してpulse width modulation (PWM) 信号と制御信号を出力します。PWM信号はフィルタの入力信号です。この信号は、ラインセレクタを経由してフィルタに入力します。PWM信号は、フィルタのバイナリカウンタで分周して制御信号として用いることもできます。USB接続デバイスから出力される制御信号は、直接、フィルタに入力します。この作品は、新しい制御信号を用いてフィルタの音色を作ることを試みました。USB接続デバイスは、5つのPWM信号を出力します。5つのPWM信号は、ランダム信号、low-frequency oscillator による変調信号及び、リズム信号です。各PWM信号は信号の種類が異なります。4つのPWM信号は、ラインセレクタに入力されます。1つのPWM信号はフィルタに入力されます。ラインセレクタは、PWM信号とフィルタの接続を変更します。ラインセレクタの出力信号は、P0、P1、P2及び、P3と設定します。例えば、フィルタの入力信号がP0の時、従来の制御信号に加えてP1を制御信号として用います。ラインセレクタは、PWM信号とフィルタの接続を変更するため、P0とP1のPWM信号の種類は変更されます。これにより、フィルタの音色は様々に変化します。コンピュータを用いて5つのPWM信号は、非同期で演奏をすることができます。そのため、フィルタの音色が不規則に変化します。さらに、これらの信号は、USB接続デバイスから出力される制御信号よりも複雑なため、フィルタは、斬新な音色を作ることができます。この作品は、コンピュータによる自動演奏です。制御信号によるフィルタの音色を評価するため、フィルタの手動操作は行いませんでした。

アーティスト情報

  • Dissecting Table

    1966年生まれ。東京で1986年からDissecting Tableという名義でノイズインダストリアルミュージックの制作を開始して、1998年に、故郷の広島に戻り音楽活動している。主に自主レーベルUPD OrganizationとヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきた。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行うようになる。現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作している。

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    Dissecting Tableの他のリリース

UPD organization