歌詞

たゆたう星と箱庭

繋いだ手を握り返し

色づいた愛（ゆめ）のメモリア

ふたりでかき集めて

『もういいかい』 息潜めて

「もういいよ」と 笑うような

そんな日々が続けば良い

手折られた願い

虚（うつろ）に落ちる声

「どこにもいかないで」

嗚呼 幻に縋るように

重ねゆく傷跡

隠しきれないまま

ただ終末は近づいて

廻（めぐ）る

時計の針は囁く

そんな日々もあと僅かと

色褪せた現実（ゆめ）のクオリア

ひとりで誤魔化していた

きっとまたあの空は輝き

行く末を照らすでしょう

たったひとつ叶うなら

「あなたの」『キミの』

幸せを願うでしょう

願うでしょう

『もういいかい』 動かぬ腕

「もういいの」と背中合わせ

餞（はなむけ）には

理想（ゆめ）描いた

飾らない歌を

カタチ忘れた声

『どこにもいかない』と

嗚呼 言えたなら良かったの？

増えてゆく傷跡

物語は続く

ただ終末を繰り返し

廻（まわ）る