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放課後の駅前のベンチで、行き先のない待ち時間を抱えた17歳のわたし。予報は晴れだったのに、空は少しずつ濡れていく。坂道の神社、紫陽花の匂い、既読のまま止まったメッセージ。言葉を探すうちに日が落ち、沈黙だけが優しく並ぶ。やっぱり雨は降るんだねと受け止めて、傘を閉じて歩き出す。失うことで終わらないように、わたしは自分の呼吸に合わせて歩幅を整える。この曲は、濡れた街を帰りながら、終わりと始まりが少しだけ重なる瞬間を確かめるための歌。