まるで私みたいだ。のジャケット写真

歌詞

タイムマシン

ししど

荒れた新栄に似合わぬ春セーター

ここに住んでることは一つの自慢だ

ガタついた歩道のタイルの上

音を立てて滑るキャリーケースは赤

雨予報は外れだな

借り物のオーバーオールは

寂しくないための願掛でどうですか

朝の繁華街の様子が

どこかのどかで優しく見える

喉が乾いたら水を一本

それと手土産にケーキでも一個

売り場に並ぶおめかししたチョコレートたち

どこの土地でも同じ味 ある意味安心

なのにこの街とは違う

時間の流れ 空気の中で

親の言うことには逆らえん

特急電車は新幹線よりものろまだし

まるでタイムマシン 乗って今日は家に帰ろう

変わらない街なんてない

変わらない人なんていない

今や6年 あの田舎町から大都会

今日もマイク持ってナイトフライト

歳もとって 金稼いで

自分のことが自分でできるようになる

Day by day 大人みたい

だけど故郷にいる間は子どもでいさせて

離れてやっと分かる 私はあの町を愛してる

商店街は相変わらずシャッター街

消えゆく駄菓子屋にパン屋 待ったはなし

石鎚が見下ろす此処は水の都

湿っぽい香りが記憶に新しい

澄んだ水の中 泳ぐ魚

手を伸ばせば届きそうかな

現実はそんなことなくて

私が歩くよりもずっと速く 速く泳ぐ

特別手入れされてない風呂場を洗う

食卓には名前のない煮物並ぶ

削っちゃった壁紙は剥げたまんま

だって私は客じゃなく家族だから

化粧水はシミ対策用だ

ゴルフバッグには褪せた手作りキーホルダー

十分綺麗だよ 捨てないでくれてありがとう

タイムマシンなんて無いから また帰るね

変わらない街なんてない

変わらない人なんていない

今や6年 あの田舎町から大都会

今日もマイク持ってナイトフライト

歳もとって 金稼いで

自分のことが自分でできるようになる

Day by day 大人みたい

だけど故郷にいる間は子どもでいさせて

離れてやっと分かる 私はあの町を愛してる

  • 作詞

    ししど

  • 作曲

    ハイロ

まるで私みたいだ。のジャケット写真

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名古屋で活動するラッパー・ししどの1stフルアルバム。3年間の表現活動が形になった一枚。

アーティスト情報

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