

気づいたころには中2の秋口
大人になったら見過ごす手口
「正直者になりなさい」
不意に頭をよぎる昔話
なのに、ぼやけてく日常じゃ前後も正誤もわかりゃしなくて
I my me mine 全てが指さない
曖昧になる「私」わからない。
一瞬で過ぎ去る日々と
位置情報不明の本心
毎日右手を握りしめたって
この手の中には何にもなくて
蠢いた気配に怯えて
狼狽えたあなたの横顔
僅かな不信に曇った鏡
暗夜行路にて綴った祈りを
「Though nothing can bring back the hour of splendor in the grass」
ねえ、明日会えたら
「of glory in the flower, we will grieve not.」
もっとたくさん話そう。
「Rather find strength in what remains behind.」
草原の輝き、終着地点は未だ不確かな
待ったが効かない今というゲーム
ワンチャン狙って飛び込んだのに
いきなり袋小路ってなにこれ?
背があと 10cm、高くても
きっと変えられなかった凡人=2 階で泣いてた私
空振り三振、「よかった」安心
失敗から得られるモノもあるはず、
言い聞かせてもう 3 時
ああ、なんか勝手だね
お手軽保険で揺れ動く生命
声明、我々は平凡ですから
空は飛べないし泳げもしない。
何かを得るため何かを探して
何かに溺れて息絶えて
なんて素敵な人生!
それって案外片隅だったりして。
強くはない、自信はない、おしゃれじゃないけど知ってる私のこと
みんなが避けてく廊下を 進んだ14の放課後
今日明日明後日それとも来世?
見つけたシルクロード4本目
道なき道なら素足で形成
一生懸命が売りの人生
一瞬で過ぎ去る日々と
位置情報不明の本心
毎日右手を握りしめたって
この手の中には何にもなくて
蠢いた気配に怯えて
狼狽えたあなたの横顔
僅かな不信に曇った鏡
暗夜行路より届いた手紙
「Though nothing can bring back the hour of splendor in the grass」
ねえ、明日会えたら
「of glory in the flower, we will grieve not.」
もっとたくさん話そう。
「Rather find strength in what remains behind.」
草原の輝き、終着地点は未だ不確かな
待ったが効かない今というゲーム
- 作詞者
由良けいと
- 作曲者
Omamurin
- レコーディングエンジニア
藤原亮英
- ボーカル
由良けいと

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プレイヤー
由良けいと
アーティスト情報
由良けいと
名古屋を拠点に活動するポエトリーアーティスト。 2021年よりポエトリースラムイベントに参加し、同年のKSJ2021名古屋大会で準優勝、全国大会へと駒を進めた。 幻想的な言葉の世界を描きながら、その中に強くまっすぐなメッセージを込めて語るスタイルが特徴。静かだけど芯がある、そんな詩を届け続けている。
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