狐火のジャケット写真

歌詞

狐火

フラガ

秋の夕暮れ

紅葉が舞う参道

石段の端には

赤い灯籠が並んでる

誰もいないはずなのに

青白い火が揺れていた

近づこうとすると

ふっと消えて

少し先に

また灯る

誘われるように

その火を追っていた

一段 また一段

ゆっくり登っていく

振り返れば

赤い灯籠が遠ざかる

足音だけが響くなか

あの火はその先で揺れている

石段を登りきると

静かなはずの境内に

三味線と太鼓が響き

紅葉が夜風に舞っていた

青白い狐火の中

狐の面をつけた人影

誰も言葉を交わさずに

祭囃子に合わせて舞う

舞い続ける人影を

ただ眺めていた

その人たちの間を

ゆっくり歩いてみた

すれ違う人たち

一人ひとりが

なぜか

特別な感じがした

狐の面で

顔は見えないのに

どこか懐かしくて

どこかで

会ったことがあるような

思い出せそうで

思い出せない

すれ違う背中を

つい目で追っていた

三味線と太鼓が響き

紅葉が夜風に舞う

狐の面とすれ違うたび

ふと足が止まりそうになる

誰なのか分からないのに

なぜか離れがたくて

もう少しだけ

この祭りにいたくなった

目の前の一人が

ゆっくりと面を外した

そこには

見覚えのある笑顔

一人 また一人

面を外していく

もう会えないはずの

懐かしい人たちが

僕の目の前に

立っていた

三味線と太鼓が響き

紅葉が夜風に舞う

懐かしい顔に囲まれて

僕もいつの間にか笑っていた

もう会えないはずの

人たちが

今は

すぐそばにいる

一人ひとりの顔を見れば

いくつもの思い出が浮かぶ

ただ

この時間が嬉しかった

祭囃子が途切れた

誰もいない境内

祭囃子が途切れた

さっきまでの賑わいが

まだ耳に残っている

赤い灯籠の並ぶ石段

下りかけて

もう一度だけ振り返る

不意に涙が

頬を伝った

一段 また一段

ゆっくり下りていく

  • 作詞者

    フラガ

  • 作曲者

    フラガ

  • プロデューサー

    フラガ

  • プログラミング

    フラガ

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    狐火

    フラガ

秋の夜、静かな神社の石段に現れる青い狐火。

不思議な光に導かれ、時を超えた懐かしい人たちとの再会が始まる。

幻想的な和の響きとロックサウンド、透明感のある女性ボーカルが織りなす、神秘的で切ない物語。

夢と現実、生と死の境界を描いた、耳で聴く短編映画。

アーティスト情報

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