歌詞

いつからか濁って見えた 有象無象の街で

世界でたった1人だけの君を探す

人の波 混雑する交差点の中で

君の透き通る声はもう聴こえない

解らない事は 解らないままで

僕ら互いを知ろうともしなかった

わかり切った結末を迎える事に

気付いた時にはもう遅いんだ

「散々だったね、僕ら」なんて言葉で

片付けた日々を今更 愛してしまう

ただ さんざめく街の一部でしかない

僕の声はただ不透明に掻き消されていくの？

聴こえない僕ら 聞こえないフリして

いつか見た日々の事ばかり思ってた

目に見えるものが真実と限らないんだって

あの時僕らは知らなかった

「曖昧な僕の事許して」なんて

到底言えるはずもなかったし 言う気もなかった

ただ、混在している 街のなかですら

君の事だけはきっと見つけてしまうのさ

ふと耳を澄ますと 君の声がしてさ

「ありがとう 今が幸せなの」って

「さようなら 貴方も どうか幸せに」って

見渡す限り青空 雲ひとつない空

君の姿 照らすように眩しく澄み渡る

最後の言葉だけが残ってしまった

不透明な街は今日も 僕を壊してく

消えてしまうなら？ また消えてしまうなら？

僕は 何も言わずに