人気者になれなかった君へのジャケット写真

いつもの駅の帰り道たまたま見つけて入ってきたのか

1人になるのが怖えーから逃げ場所見つけて入ってきたのか

目当てのやつを待つ間ただただてきとーに見てるだけなのか

なんだっていいどれだっていい

聞きたいように聞いていってくれよ

火を見るよりも明らかなことは

水が合わないてっことさこの世の中と

風当たりの強さに目も開けられず

土のなか埋もれて年中冬眠

それでいいやってそれでいいやって

生きてきてはいないか淡々と

悟ったふりしてないか人生を

間違って出来た四元素

この世は理不尽なじゃんけんぽん

パーを出しても1人なら

100人のグーで殴られる

教わった話と違うじゃねーか

ルールも何もあったもんじゃねーよな

バカに殺されるのはごめんだ

5年前、10年前、15年前からずっと行ったり来たり

諦めと抗いの上りと下り

降りることも出来ない特急電車

生まれてこれまで頼まれてもねーのに

多くの苦虫捕まえてきちゃあ

多くの苦虫噛み潰してきた

おかげさまで今じゃこのザマさ

道外したボク毒々モンスター

同時上映ポケットモンスター

意味分かんねーよ馬鹿野郎

でもこの意味分かんねー世界よりは意味分かるだろう

俺の声はもしかして誰にも刺さらないのかもしれない

俺の音はもしかして誰にも届いてないのかもしれない

それでもぜってーやめねーぞ

何があったってやめねーぞ

いいかこの野郎覚悟しとけ

やめろっていわれてもやめねーからな

おいそこの変態

『この曲で伝えたい事は夢は願えば必ず叶うんだよー』って

そんなくだらねーこと答える暇があったらもっと歌えよ馬鹿野郎

思考回路止めた烏合の衆集めて宗教法人よろしくタオル振り回してりゃ世話ねーな

いつものルーティーンYouTubeからたまたま聞こえてきたのか

誰かといるのが恐えーからまた部屋の隅で聞いてるのか

現実逃避にすら逃げたくて耳を、塞いで、聞いてるのか

そんな事はどっちだっていいわ

好きなように聞いてみてくれよ

気弱なひとが損する世界で

図太いやつが得する世界

不器用なひとが下を向いて

器用な奴がほくそ笑む

過ちは全部誰かのせいで

成功は全部てめぇのおかげ

小銭ごときの手柄でガタガタいうな

三万やるから殴らせろ

この世は理不尽なじゃんけんぽん

グーを出しても弱者なら

強者のチョキでしっぽ切り

先生の話と違うじゃねーか

そりゃあ生きる気なくすよな

クズに殺されるのはごめんだ

5年経っても、10年経っても、15年経っても繰り返される

終わるたびにまた1から始まる

痛みの笑いのスパイラル

生まれてこれまでリングに上って

通算成績

1勝459敗

KO負けを重ねるだけの

気の遠くなるようなうん10年

死にかけた恥もかいたゲロも吐いた血も吐いた

ションベンもちびったクソも漏らした

あの人を不幸にもした何度も心が折れた

けど最初に味わった一勝のせいで

一生やめられねぇじゃねぇかよばかやろう

明日どうなったっていいから

今日どうなったっていいから

声が出なくてもいいから

起き上がれなくれてもいいから

今の俺にできるのは

もうそれくらいしかないから

今の俺にできるのは

もうそれくらいしかないから

テクニックなんてクソ食らえ

計算なんてクソ食らえ

ネームバリューなんてクソ食らえ

プレミアなんてクソ食らえ

イメージなんてクソ食らえ

馴れ合いなんてクソ食らえ

当たり前なんてクソ食らえ

うすら寒い愛なんてクソ食らえ

  • 作詞者

    鮭オーケストラ

  • 作曲者

    鮭オーケストラ

  • プロデューサー

    鮭オーケストラ

  • ギター

    鮭オーケストラ

  • ボーカル

    鮭オーケストラ

人気者になれなかった君へのジャケット写真

鮭オーケストラ の“俺vs”を

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憑依芸人・鮭オーケストラが演じる、
孤高のフォークシンガー「桂木ヤコブソン」による1stフルアルバム。

「暗い」「怖い」「気持ち悪い」——
そんな言葉の向こうにある感情や人間の奥底を、
時に祈るように、時に呪うように、音と言葉で掘り起こしていく。

ギター弾き語り、語り、ポエトリー、叫び。
表現の輪郭をひたすら曖昧にしながら、
むき出しのまま突きつけてくる全12曲。

楽しめる“奇盤”にして、
こころを喰らう“鬼盤”。

アーティスト情報

SHAKE RECORDS

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