歌詞

頚木を宛がう銀細工 他者へ訝しむ因果律

病痾を悩む罹患率 相違が生じた時間軸

強制に抗う黙秘権 多次元へ手招く特異点

頭を擡げては星を探す 並行世界が老いを分かつ

何時の間にか甘い蜜の味は 着想を塗り潰し傷を抱いた

引き攣る程の息苦しさ 生き抜くには皮肉を切り崩した

鬩ぎ合う愚者を文字で弾く 仄暗い地下より推して参る

乖離した事実もさして変わらず 形容出来ぬ愛へ何で贖う

※

操られ窶れ果てた奴らで 鼻唄混じりに瘡蓋を剥がす

頑なな歯痒さと取捨選択 穴倉へと少しずつ転落

赤ら顔を見て切に黄昏れ 朝方の問いへ決意が答え

深く憂鬱な眠りなぞ覚め 射干玉の影に芽吹いた夜明け

漸く閃くも淡き望み 具象化されし優り劣り

調和を乞うが聞き分けられず 逆らう者は虐げられる

僅かに得る労働の対価 撥条を巻いた倦怠感

真下を指した親指の先は 限界の無い螺旋階段

台頭したる負の遺伝子 血汐も滾る黒い臙脂

鼓動に合わず脈は不定期 憂いに触れ夢見し流刑地

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高みに思いを馳せる日々 欺きや蔑みに負けぬ意思

思考も否定する絡繰に 危うき摩訶不思議な化学式

弱肉強食が世の法則 黙読を目論む喉を疎む

傾き掛かる二対の天秤 引くにも引けず歪みを前進

空を掴んで開口一番 背なの玩具を太陽に自慢

忠告を無視し有頂天 創造主は何故に不公平

倒錯し地面で作詞に奔走 呪縛は解かれず活字依存症

焼かれても良い届くなら 羨望の先に其の翼

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