Summer Recollection Front Cover

Lyric

Summer Recollection

Ototsugi Kanade

青春を分かち合ったこの街に

いつまでも取り残されていた

刻むことをやめた秒針を睨み

同じシナプス刺激してばかり

ふらつく足元照らしてくれ

かつての輝き見せてくれ

確かにあのとき僕たちは

手にしていた

街角 足隠す夕暮れ

はかなく消えゆく夏の幻影

冷たい夜風が頬に突き刺さる

「いつか全て忘れる日が来る」と

言い聞かせて作り笑いしてみてもね

塞がらぬ 塞がらぬ傷がある

それこそが積み重ねてきた罪

もしひとつだけ願いが叶うなら

風に乗せて声を届けてほしい

晴れ空に浮かぶ飛行機雲のように

真っすぐ君のもとに届けてほしい

何年経っても変わんない

何年経っても分かんない

断片さえ見つからない

嗚呼、情けない

何遍泣いても消えない

何遍歌っても癒えない

漫然としがみついていると

気づかない

窓開けて息を吸い込んで

新鮮な光を浴びて

少しずつ前に進もうとしても

あの日の笑顔が不意によみがえる

「いつか全て忘れる日が来る」と

言い聞かせて作り笑いしてみてもね

塞がらぬ 塞がらぬ傷がある

それこそが積み重ねてきた罪

綺麗な夜空見上げて君を描こう

交わらぬ運命だと知っていてもね

傷も痛みも全て胸に抱えて

夜明け前にこの街を出て行こう

  • Lyricist

    Ototsugi Kanade

  • Composer

    Ototsugi Kanade

Summer Recollection Front Cover

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    Summer Recollection

    Ototsugi Kanade

音継かなで14作目のオリジナル曲。
Illustration:藤墅。

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