空港待合室で
彼女は髪を束ねて
時計を何度も気にして
小さなため息を落として
夕焼けに青く沈む
この街から離れる
神様が笑ってる
彼女はむすっとしてる
空港待合室に
流れていくアナウンス
予定の便じゃないと
なぜだか安心してる
夏の彼方まで行きたい
切なくて綺麗さ
神様が笑ってる
彼女は相変わらずの顔さ
空港待合室で
友人との写真を見てる
彼女は誇りを背負った
誇りは我慢に似てた
理由もなく溢れる
涙が頬をつたう
こんなはずじゃないのにな…
彼女は小さく俯いた
それでもこのまま行かなきゃ
辿り着かない場所がある
それでもこのまま行かなきゃ
見られない景色があるから
彼女は息を止めたまま
神様に誓ってる
もう逃げたりしないよ
もう二度と振り返らないよ
それぞれの理由の中で
それぞれの歩き方で
誰もが戸惑いながら
毎日を生きているのさ
取り戻せない出逢いも
立ち直れない別れも
拭いきれない痛みも
答えの出ないあの夜も
今日までこうしてなんとか
くぐり抜けて来たじゃないか
失望の雨に打たれても
なんとか生きてきたじゃないか
夢の彼方まで行こうよ
素敵な世界知りたいよ
だからもっと進まなきゃ
幸せという名の明日へ
彼女は優しく笑って
青空を見上げて唄った
夢の彼方でまた会おう
忘れないでね
どうか元気で
- 作詞
ハルキ
- 作曲
ハルキ
ハルキとナポレオン の“空港待合室”を
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